簿記2級の難易度と合格率と勉強方法

簿記3級 簿記2級 簿記1級 勉強方法

目次

  1. 難易度
  2. 合格率の推移

試験としての難易度

最難 やや難 普通 やや易

簿記2級は比較的簡単な方の試験で、難易度はやや易に分類されます。理由は次の通りです。

合格率の推移はこちら

理由その1: 合格率が低い

簿記2級の合格率は

きんざいの直近3回の最終合格率(学科試験×実技試験)は、実技試験の種類に関わらず10%~15%前後と低い水準です。

FP3級ではどの実技試験を選択するかで合格率に大きな差が見られましたが、FP2級ではそのような差は見られません。

FP2級の実技試験とは?

FP2級の実技試験では、FP3級のそれよりさらに増えて4つの種類があり、受験生はここから1つを選ぶことになります。

とは言え、市販の問題集の多くが「個人資産相談業務対策の問題となっているため、基本的には「個人資産相談業務」を選択するのが普通です。

FPの知識が大いに生きる生命保険の営業者については生保顧客を選択するのもありです。

一方で「中小事業主」や「損保顧客」は年に1回または2回しか試験が実施されておらず、対策本もほとんどないことから、わざわざ受験をする必要はないでしょう。

2. FP協会
科目 細目 H30.5 H30.1 H29.9
学科試験 42.9% 45.6% 47.8%
実技試験 資産設計 51.7% 57.5% 58.3%
最終合格率 22.2% 26.2% 27.9%

FP協会の直近3回の最終合格率(学科試験×実技試験)は、実技試験の種類に関わらず20%~30%前後と、きんざいより約2倍ほど高い水準となっています。

これは、一般的にFP協会の受験生の母集団の方が完成度の高い人が多いためと言われています。

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理由その2: 学習ボリュームが少ない

FP2級の試験の出題範囲は次の表の通りです。

字面(じづら)だけ見るととても範囲が広いように見えますが、本で言えば1冊程度の内容です。

FP3級よりも深い知識が問われますが、暗記作業は不要であり、理解があれば十分に合格ができるため、学習ボリュームとしては少なくなります。

なお合格までの平均的な学習期間は2ヶ月から4ヶ月(1日当たり1~2時間)です。

試験科目・範囲
試験科目 内容
ライフプランニングと資金計画 ライフプランニングの考え方
リスク管理 保険の知識
金融資産運用 金融資産(株、預金、債券など)の知識
タックスプランニング 税金(主に所得税)の知識
不動産 不動産の法規制
相続・事業承継 相続や贈与に関する知識

理由その3: マークシート形式の試験である

FP2級はマークシート形式の試験となっていて、記述式の問題と比べて難易度が下がります。

問題の出題形式も2択3択択一の問題で構成されているため、マークシート形式の中でも難易度はさらに低く、ひっかけ問題もほとんど見られないため、ある程度の理解があれば素直に解答を導き出すことができます。

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合格率の推移

FP2級の試験は、①きんざいが主催する試験と②FP協会が主催する試験の2つがあり、同日に行われます。

学科試験の合格率の推移

学科試験は「きんざい」で受けても、「FP協会」で受けても全く同じ問題が出題されます

それにもかかわらず、きんざいの合格率はFP協会の合格率と比べて毎年15%程度低いような状況にあります。

きんざいの合格率は毎年20~25%で一定ですが、ここ2年は30%近くまで昇しています。

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年度 受験者数 合格者数 合格率
2015-H27.5 34,230人 7,538人 22.0%
2015-H27.9 35,972人 7,496人 20.8%
2016-H28.1 38,336人 7,737人 20.2%
2016-H28.5 34,304人 7,496人 21.9%
2016-H28.9 35,022人 8,345人 23.8%
2017-H29.1 40,855人 9,453人 23.1%
2017-H29.5 35,047人 8,710人 24.9%
2017-H29.9 35,566人 10,747人 30.2%
2018-H30.1 39,614人 11,304人 28.5%
2018-H30.5 31,074人 8,778人 28.3%
平均 36,002人 8,760人 24.4%

FP協会の合格率は毎年40%前後で推移しています。

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年度 受験者数 合格者数 合格率
2015-H27.5 16,043人 6,450人 40.2%
2015-H27.9 16,492人 5,845人 35.4%
2016-H28.1 19,222人 6,682人 34.8%
2016-H28.5 17,063人 6,649人 39.0%
2016-H28.9 18,504人 7,423人 40.1%
2017-H29.1 21,626人 8,527人 39.4%
2017-H29.5 18,015人 7,465人 41.4%
2017-H29.9 18,994人 9,083人 47.8%
2018-H30.1 20,826人 9,502人 45.6%
2018-H30.5 17,410人 7,474人 42.9%
平均 18,420人 7,510人 40.7%

学科試験は「きんざい」と「FP協会」で全く同じ問題が出題されます。

実技試験の合格率の推移

実技試験は学科試験とは異なり、「きんざい」か「FP協会」かによって、出題される内容が異なりま。

特に「きんざい」の実技試験では、想定するシーンを「一般の顧客の資産・貯蓄・投資などの幅広い内容のFP相談業務」「生命保険業務を前提とした個人のFP相談業務」「損害保険業務を前提としたFP相談業務」「中小事業主(中小企業の社長)に対するFP相談業務」と場合別に分け、それぞれについて試験問題が作成されています。

もっとも、一般の人であれば、ほとんどの市販の問題集がーゲットにしていることからも、きんざいの「個人資産相談業務」かFP協会の「資産設計提案業務」を選択するのが無難です。

個人資産設計業務の合格率は毎年の幅が非常に大きく、高い時は60%を超えますが、低い時は20%を下回ります。

当たり年か外れ年かで難易度が全く異なる傾向にあります。

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年度 受験者数 合格者数 合格率
2015-H27.5 16,461人 7,977人 48.5%
2015-H27.9 15,583人 4,858人 31.2%
2016-H28.1 18,164人 3,706人 20.4%
2016-H28.5 16,573人 2,954人 17.8%
2016-H28.9 18,073人 10,925人 60.5%
2017-H29.1 18,659人 7,259人 38.9%
2017-H29.5 15,803人 5,392人 34.1%
2017-H29.9 16,059人 8,238人 51.3%
2018-H30.1 19,479人 6,180人 31.7%
2018-H30.5 16,282人 3,887人 23.9%
平均 17,234人 6,399人 37.1%

生命保険顧客相談業務の合格率も年によって差が大きく、高い時は60%を超えますが、低い時は20%を下回ります。

もっとも最近は40%前後で推移しているようです。

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年度 受験者数 合格者数 合格率
2015-H27.5 7,724人 4,658人 60.3%
2015-H27.9 6,777人 1,775人 26.2%
2016-H28.1 7,313人 2,887人 39.5%
2016-H28.5 8,043人 3,129人 38.9%
2016-H28.9 7,347人 3,262人 44.4%
2017-H29.1 7,823人 3,445人 44.0%
2017-H29.5 7,889人 3,311人 42.0%
2017-H29.9 7,533人 2,824人 37.5%
2018-H30.1 7,954人 3,993人 50.2%
2018-H30.5 7,213人 3,280人 45.5%
平均 7,562人 3,256人 42.9%

毎年1月と9月に実施されている科目です。

合格率は毎年40%前後で推移しています。

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年度 受験者数 合格者数 合格率
2015-H27.1 2,941人 692人 23.5%
2015-H27.9 2,507人 836人 33.4%
2016-H28.1 2,730人 885人 32.4%
2016-H28.9 2,191人 856人 39.1%
2017-H29.1 2,917人 1,433人 49.1%
2017-H29.9 2,194人 1,096人 50.0%
2018-H30.1 2,647人 1,259人 47.6%
平均 2,582人 982人 38.4%

毎年9月試験のみ実施されている科目です。

受験者が少なく、他の科目と比べて合格率が高い科目で、合格率は毎年60%を超えています。

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年度 受験者数 合格者数 合格率
2015-H27.9 2,507人 836人 33.4%
2016-H28.9 2,191人 856人 39.1%
2017-H29.9 2,194人 1,096人 50.0%
平均 437人 274人 62.8%

毎年の合格率は50%~60%で推移しています。

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年度 受験者数 合格者数 合格率
2015-H27.5 11,674人 7,436人 63.7%
2015-H27.9 11,880人 7,143人 60.1%
2016-H28.1 13,610人 6,245人 45.9%
2016-H28.5 13,102人 7,690人 58.7%
2016-H28.9 14,153人 7,161人 50.6%
2017-H29.1 17,308人 11,054人 63.9%
2017-H29.5 13,197人 6,175人 46.8%
2017-H29.9 15,512人 9,050人 58.3%
2018-H30.1 17,191人 9,877人 57.5%
2018-H30.5 14,540人 7,514人 51.7%
平均 14,217人 7,935人 55.7%
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