中小企業診断士1次試験|科目の紹介

難易度
合格率
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ここでは、中小企業診断士1次試験の科目の紹介をします。まずは簡単なイメージからです。

下表は、初学の人が合格点(60点)を取るために必要な勉強時間、得点可能性、科目の理解のしやすさをまとめたものになります。

科目 試験時間 理解のし易さ 得点難易度 要学習期間
インプット アウトプット
経済学・経済政策 60分 120時間 60時間
財務・会計 60分 240時間 30時間
企業会計理論 90分 × 120時間 150時間
運営管理 90分 90時間 60時間
経営法務 60分 × × 60時間 90時間
経営情報システム 60分 ~〇 90時間 30時間
中小企業経営・中小企業政策 90分 90時間 60時間

なお、筆者は診断士試験で初めて学習した科目がかなり少なかったので、間違っている可能性も大いにあるでしょう。

次からは、各科目の難易度や特徴を説明していきます。

– 目次 –

  1. 経済学・経済政策
  2. 財務・会計
  3. 企業会計理論
  4. 運営管理
  5. 経営法務
  6. 経営情報システム
  7. 中小企業経営・中小企業政策

1. 経済学・経済政策

1日目の1限目に実施される科目です。試験時間は60分です。

科目の概要

経済学・経済政策は、一般的な試験で言う「ミクロ経済学と「マクロ経済学」です。

得点のしやすさ

安定して高得点が取りやすい科目だと思います。

科目の特徴

暗記重視 両方 理解重視

経済学は完全に「理解重視」です。

科目合格率の推移

難易度

経済学はアカデミックな科目であり、答えがはっきりしているため、学習難易度は低いと思います。ただし、学習範囲はやや広いです。

一般的に、ミクロ経済の方が、マクロ経済よりも理解がしやすいと思います。

2次試験との関連

一切なし

科目免除

  • 公認会計士又は試験合格者
  • 不動産鑑定士又は試験合格者
  • 一定の教授等

2. 財務・会計

1日目の2限目に実施される科目です。試験時間は60分です。

科目の概要

財務・会計は、商業簿記、工業簿記、財務分析、ファイナンス理論及び投資理論から構成されています。

過去の5年間の出題傾向としては、ファイナンス理論及び投資理論からの出題が最多で、次いで商業簿記からの出題が多っくなっています。

● 過去5年間の出題傾向

科目
合格率
アカウンティング ファイナンス
簿記・財表 工業簿記 投資理論等 財務分析
2018年 7.3% 9問 2問 9問 5問
2017年 25.7% 8問 3問 11問 3問
2016年 21.6% 7問 4問 12問 2問
2015年 36.9% 7問 3問 11問 4問
2015年 6.1% 8問 2問 12問 3問

得点のしやすさ

7科目中、最も高得点が取りやすい科目です。年によっては90点付近の得点も可能です。

科目の特徴

暗記重視 両方 理解重視

財務・会計は理解がベースになりますが、財務分析や投資理論などは暗記色が強いと思います。

科目合格率の推移

難易度

財務・会計は学習範囲が広いため、未学習者にとっては学習難易度は高いでしょう。

一方、簿記1級合格者や全経合格者、税理士試験や公認会計士試験の合格者などにとってはかなり簡単で、得点源になる科目です。

2次試験との関連

商業簿記及び財務分析については、事例問題Ⅳと完全リンクしています。

科目免除

  • 公認会計士又は試験合格者
  • 税理士又は試験合格者
  • 弁護士又は試験合格者

3. 企業経営理論

1日目の3限目に実施される科目です。試験時間は90分です。

科目の概要

企業経営理論は、経営戦略、組織論及びマーケティングから構成されています。中小企業診断士の「コア科目」です。

学習ボリュームが多く、実務寄りの科目のため、学生や周辺知識の少ない人にとっては特に難しく感じる科目でしょう。

また、問題が何を言っているのかを理解するのかがとにかく難しく、読解力も必要な科目です。

得点のしやすさ

高得点は難しく、足切りに注意が必要な科目です。

科目の特徴

暗記重視 両方 理解重視

基本的に理解重視の科目ですが、用語や意味、内容を覚えていないと解けない問題も多いので、暗記色も強い科目だと思います。

科目合格率の推移

難易度

学習範囲が広く、理解に時間がかかるため、学習難易度が高い科目です。

2次試験との関連

企業経営理論は、2次試験の事例問題Ⅰと事例問題Ⅱに完全リンクしています。

また、事例問題Ⅲにおいても、企業経営理論の知識を活用することが多々あります。

科目免除

なし

4. 運営管理

1日目の4限目(最後)に実施される科目です。試験時間は90分です。

科目の概要

運営管理は、生産管理と販売管理から構成されています。製造業や店舗などの運営管理で必要とする知識に関する科目です。

得点のしやすさ

年度によって若干変わりますが、70点~80点くらいの得点は取りやすい科目だと思います。

科目の特徴

暗記重視 両方 理解重視

基本的に理解重視の科目ですが、用語や意味、内容を覚えていないと解けない問題も多いので、暗記も必要な科目です。

科目合格率の推移

難易度

特殊な用語が多く、とっつき辛い科目で、得意不得意が分かれる科目です。

ただし、基本的には理解し易い科目であり、一般常識でなんとなく解ける問題も多いため、診断士試験の中では難易度の低い科目だと思います。

2次試験との関連

運営管理は、2次試験の事例問題Ⅲに完全リンクしています。

科目免除

なし

5. 経営法務

2日目の1限目に実施される科目です。試験時間は60分です。

科目の概要

経営法務は、会社法と知的財産権法からの出題がメインで、そのほか民法や経営承継法などの問題も出題されます。

ちなみに、毎年1問英文の問題が出題されます。TOEICで800点以上ある人は、アドバンテージがあるでしょう。

得点のしやすさ

安定した高得点は無理です。逆に、常に足切りを気にしなければならない科目でしょう。

科目の特徴

暗記重視 両方 理解重視

会社法や知的財産権法などは暗記要素の強い科目です。一方、民法は暗記をベースとした理解が必要ですが、範囲が広いため、相続の辺りを覚えていれば十分です。

科目合格率の推移

難易度

学習範囲が広く、法律的な理解も必要とされるため、難易度が最も高い科目です。この科目の難易度が全科目合格者の合格率の高低に直結しています。

2次試験との関連

なし

科目免除

  • 弁護士又は試験合格者

6. 経営情報システム

2日目の2限目に実施される科目です。試験時間は60分です。

科目の概要

経営情報システムは、IT関連知識が問われます。個人的には、ITパスポート試験に出題される問題と似ているように思います。

得点のしやすさ

安定して70点前後の得点が可能だと思いますが、90点付近はなかなか難しい科目です。

科目の特徴

暗記重視 両方 理解重視

過去問にある基本的なITの知識問題が多いですが、近時のトレンド(例えばAIやVRなど)を意識した問題が出題されるため、暗記と同時に、ITに対するアンテナを強く張っている人が有利です。

科目合格率の推移

難易度

学習範囲が広く、専門性が高い科目ですが、IT関連知識のある人にとっては一般常識的な内容も多いと思います。

ただし、毎年数問は、かなりマニアックな問題が出題されるため、勉強が奏功しないことが往々にしてあり得ます。

2次試験との関連

なし

科目免除

  • 技術士等
  • ITストラテジスト・システムアナリスト
  • 応用情報技術者・ソフトウェア開発技術者・第一種情報処理技術者
  • システム監査・情報処理システム監査
  • プロジェクトマネージャ
  • システムアーキテクト・アプリケーションエンジニア・特種情報処理技術者

7. 中小企業経営・中小企業政策

2日目の3限目(最後)に実施される科目です。試験時間は90分です。

科目の概要

中小企業経営・中小企業政策は、中小企業白書から出題される「中小企業経営」と中小企業に関連する助成制度などに関する知識を問う「中小企業政策」から構成されています。

得点のしやすさ

学習が特定に結びやすい科目で、安定して70点程度の得点が可能な科目です。

科目の特徴

暗記重視 両方 理解重視

完全に「暗記重視」の科目です。

科目合格率の推移

難易度

学習範囲はあまり広くなく、基本的に暗記メインの科目のため、難易度は低いでしょう。

ただし、7科目最後の科目ということもあり、ここまで手が回らない人が多いのが現実です。

2次試験との関連

なし

科目免除

なし

最後に

基本的に中小企業診断士の1次試験では「広く、浅く」といった問題が多く、幅広い知識が問われます。

7科目と学習ボリュームが多いので、いかに短期間の学習サイクルを作れるかが合否の分かれ目でしょう。

自分の得意科目はどれで、どれが不得意かを理解した上で、高得点を取る科目と足切りを受けない科目を明確にして対策をすることが重要です。

難易度
合格率
科目の紹介 科目免除 独学と予備校 勉強方法 私の診断士試験