社労士の難易度と合格率

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ここでは、社労士試験の難易度と合格率などをご紹介します。

  1. 資格としての難易度
  2. 合格率の推移
  3. 合格者の属性
  4. 平均的な勉強時間

資格としての難易度

超難 激難 やや難 普通

社会保険労務士(社労士)試験は、厚生労働省で年に1度(8月下旬)に実施される試験で、マークシート形式の試験となっています。

マークシート形式だから「簡単?」と思うかもしれませんが、単なる択一試験ではなく、20個の回答群から1つを選ぶという解答形式であったり、5つの選択肢の中で正しいものは何個?といった個数問題による出題のため、関連法規を完全に理解していないと正解に結びつけることができません

また、社労士試験の合格率は数多ある資格試験の中でもダントツに低く、直近10年間の合格率の平均は6.5%と、非常に合格率の低い試験となっています。

学習範囲も「労働基準法」や「雇用保険」「健康保険法」などの労務に関する10個の法律からなり、かなり細かい内容が問われるため、合格に必要となる学習量もおのずと多くなっています。

肝心の試験の難易度ですが、社労士試験の難易度は国家試験の中でも難しい方の試験であり、資格くらぶの中の分類としては、上から3番目のに分類されます(理由は下記)。同じような難易度の試験には「中小企業診断士」や「行政書士」などがありますが、難の中では最も高い難易度の試験と言えるでしょう。

合格率 約6.5%と低い
試験実施回数 年に1度きり
試験形式 マークシート形式である
勉強時間 最低600時間~1,000時間とそこまで長くない
試験科目 科目難易度は比較的低い

合格率の推移

直近10年間の平均合格率は6.5%です。毎年、概ね6%~7%の水準で推移していますが、2015年の2.6%のように、飛び抜けて低い合格率の年もあります。

この低い合格率を見てしまうと、社労士試験が「公認会計士試験」や「税理士試験」よりも難しいのでは?と感じるかもしません。

確かに合格率は試験の難易度の主要なバロメーターの1つですが、それが全てではありません。科目の範囲や難易度であったり、受験生のレベルであったり、試験の形式を考慮する必要もあります。

例えば、社労士試験は、他の高難易度試験と比べて学習範囲が狭いと言えます。例えば、不動産鑑定士試験であれば、基礎レベルを習得するまでに1日5~6時間の勉強をして、インプットの完成までにだいたい1年前後かかります。一方、社労士試験の場合、1日3~4時間の勉強で3ヶ月前後でインプットを終えることができます。

また、社労士試験では「理解」よりも「暗記」に比重が置かれた問題が出題されるため、暗記の精度を高めることで自然と合格可能性が高まります。つまり、計算問題のように「ハマり問題」のせいで1年を棒に振るようなことは少なく、実力が合格に直結しやすくなっています。

さらに、社労士試験はマークシート形式の試験ということもあり、受験生のレベルが全体的に低いという特徴もあります。

したがって、合格率が低いため「合格には運の要素も必要」と考えてしまいがちですが、「単なる暗記ではなく、理解を伴った暗記をする」ことで合格可能性がかなり高まると思います。

合格者の属性

社労士試験に合格をした人の属性情報(男女比・年齢構成・職業分布)は下記の通りです。なお、各チャートは「社会労務士試験オフィシャルサイト」のデータに基づきます。

● 男女の割合

男性と女性の比率が2:1と、男性の方が多いですが、他の国家資格と比べると女性の合格者が多い資格となっています。

● 年齢分布

30代と40代が合格者の大半を占めます。以前と比べると、50歳以上の人の合格者の割合が増えています。

● 職業分布

ほとんどの人が働きながら受験をしているということが分かります。

平均的な強時間

社労士試験の合格レベルに達する勉強時間は600時間~1,000時間が標準的で、インプット作業に300時間~400時間、アウトプット作業に300時間~600時間の配分になります。

勉強時間の振れ幅の要因は「学習期間の長短」です。学習期間が短く、1日当たりの勉強時間が多いほど、暗記型の試験である社労士試験には有効です。特にアウトプットは短期間に何度も問題集を解き直すことで、安定した記憶に繋がり、学習効率が高まります。

理想は、本試験の前年の秋頃にインプット作業を始め、1日に1~3時間の勉強を続け、本試験の年の春までインプット作業を完成させます。4月から直前期にかけては1日に3時間以上の勉強時間を確保し、過去問や問題集を解き直します。

よく間違える問題については、自分ノートを作成し、それを通勤時間などを利用して読み返すことで効率的な勉強ができるでしょう。

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