私の税理士試験(消費税法)

合格率UP 計算の解き方 勉強方法 私の税理士試験 独学と予備校

筆者は消費税法を平成29年(2017年)と令和1年(2019)に受験をし、2回目の令和1年に合格をしています。

ここでは、それぞれの年における「模擬試験の結果」や「勉強方法」などをご紹介します。

  1. 平成29年(2017年)本試験
  2. 令和1年(2019年)本試験

平成29年(2017年)本試験

1. 当時の状況

まずは、当時の状況からです。

  • 学習スタイル
    大原 初学者一発合格コース(Web通信)
  • 合格済み科目
    固定資産税
  • 同時受験科目
    簿記論(2回目)→ 不合格(B)
    財務諸表論(2回目)→ 合格
  • 仕事
    正社員(不動産鑑定士事務所)
  • 休み
    土日祝日休み、試験休み無し、有給・夏休み有り
  • 平日の勤務時間
    6:00-17:30
  • 試験前休み
    試験の1週間前から有給休暇

2. 勉強方法

(1) 基本スタンス

基本的に、大原の初学者一発コースについて行くだけでした。

(2) 学習教材

ほぼ大原の教材しか使っていません。市販の計算問題集も購入しましたが、実際にやったのはTACの応用問題集のうち、11問中5問解いただけです。しかも1回しか解いていません。

(3) 勉強時間

詳細に記録していませんのであいまいですが、だいたい次のような感じでしたので、500時間~600時間くらいだと思います。

  • インプット期(9月~3月)
    → 1日当たり:0~3時間
    → 合計:400時間くらい
  • アウトプット期(4月~7月)
    → 1日当たり:0~3時間
    → 合計:150時間くらい

(4) 会社との付き合い方

当時の会社は税理士事務所で無かったため、税理士試験を受けることに対して特別の配慮はありませんでした。

当然、試験休みもありませんし、残業の配慮もありませんでした。

ただ、上司が優しかったこと、そして、仕事場での自分の裁量権が大きく、比較的自由にスケジュールを組めたこともあって、勉強は継続できました。

(5) 理論と計算の習熟度

次の「予備校の模試の結果」を見てもらえたら分かると思いますが、計算も理論も習熟度は低めでした。

特に理論については、高額特定資産や調整対象固定資産に対して苦手意識があり、資産の譲渡等もあまり理解できていませんでした。

一応なんとかべた書きできるくらいの暗記はしていきましたが、暗記したものを吐き出すだけで精一杯のレベルでした。

3. 予備校の模試の結果

当時の予備校の結果で記録しているのは下記の通りです。

模擬試験 受験日 点数(上位〇%) 解きなおし回数
理論 計算 合計
実力判定 1 1回
2 1回
3 6/10 40点
(38%)
37点
(45%)
77点
(44%)
1回
4 1回
直前対策 1 6/18 25点
(45%)
33点
(40%)
58点
(44%)
1回
2 6/25 32点
(68%)
1回
全国模試 7/17 16点
(82%)
40点
(28%)
56点
(73%)
1回
直前予想 7/25 29点
(53%)
1回

※ ハイフン「-」は記録をしていないという意味です。

4. 本試験の結果

結果は、不合格(A判定)でした。

大原での解答リサーチは詳細に覚えていませんが、理論がボーダーより1~2点くらい高く、計算がボーダーより1~2点くらい低く、全体でオン・The・ボーダーだったと記憶しています。

この年は、前年に簿財2科目落ちを喫したこと、簿財消と3科目受けて、合格は財表の1科目だけだったこともあって、かなり精神的に参りました。ぶっちゃけ、もう辞めようかなとか奥さんに言ってました。

不合格通知を見て、0歳と1歳の子どもを抱っこしながら、何の言葉も発することなく、昼なのにどんよりとした曇った寒空の下、奥さんと近くの公園を散歩したときのこと、今でもありありと覚えています。

5. 結果を受けての反省

試験の結果を受け、何がダメだったのかを反省しました。

要点を集約すれば、次の4点でした。

  • 模試の振り返りをしていなかった
  • 模試を解く時期が遅かった
  • 理論をなおざりにしていた
  • 原則計算についての知識量が不足していた

令和1年(2019年)本試験

平成29年の反省を受けて、令和1年本試験に向けては色々改善して臨みました。

1. 当時の状況

まずは、当時の状況からです。

  • 学習スタイル
    独学 → 直前対策パック@資料コース(大原・TAC・LEC)
  • 合格済み
    簿・財・法・固
  • 同時受験科目
    中小企業診断士
  • 仕事
    正社員(税理士事務所)
  • 休み
    土日祝日休み、試験休みあり
  • 平日の勤務時間
    9:30-17:30
  • 試験前休み
    試験の3週間前から試験休み

令和1年では、平成29年と比べて下記の3点を意識して勉強をしていました。

  1. できるだけ早め模試を解く
  2. 計算の得点を安定化される
  3. 理論の理解を向上させる→理論ドクターを読む

2. 勉強方法

(1) 基本スタンス

前年の試験を終えた9月から、合格発表の12月までは勉強をしていませんでした。(法人税法が落ちていると思っていたので、法人税法を勉強していました。)

前年の合格発表で簿記と法人のダブル合格をしたのを機に、既習科目である「相続税」と「消費税」のうち、仕事をしながらでも余裕を持てる消費税を選択しました。

同時に、中小企業診断士も平行して勉強をし始めたので、消費税をガッツリ勉強したのは、6月と7月くらいでした。

(2) 学習教材

3月までは計算問題を中心に、TAC(基礎)→大原→TAC(応用)の市販問題集を解いていました。

理論は、条文から起こしたマイ理論集を暗記していたため、購入していません。(ちなみに、下記のサイトがそれです。)

Let’s 独学消費税法 – 理論編

4月以降は大原・TAC・LECの直前対策パック(資料コース)で勉強をしました。

(3) 勉強時間

この年の勉強時間も特に記録していませんのであいまいですが、だいたい次のような感じでしたので、450時間くらいだと思います。

  • インプット期(9月~3月)
    → 1日当たり:0~1時間
    → 合計:50時間くらい
  • アウトプット期(4月~6月)
    → 1日当たり:1~6時間
    → 合計:250時間くらい
  • 直前期(7月)
    → 1日当たり:4~6時間
    → 合計:150時間くらい

(4) 会社との付き合い方

この年は税理士法人に転職し、転職先の税理士法人が税理士試験の受験生に寛大だったこともあり、定時上がり、3週間以上の試験休みと、受験環境はかなり充実していたと思います。

(5) 理論と計算の習熟度

基本スタンスとして、計算を早めに完成させようと心がけて勉強をしました。

なかなか模試では上位に食い込むことができませんでしたが、解きなおしは怠らず、TACと大原の模試はしっかり全て見直しをしました。

LECの公開模試やネットスクールのラストスパート模試も解いたので、最後の方は計算問題がかなり強くなったように思います。

理論についても、TACの「最終チェックテキスト」を1周、「理論ドクター」を3周ほどしたこともあり、平成29年と比べると、理解が向上しました。

暗記についても、条文から覚えたこともあり、他の予備校生よりも厚い記述ができるようになったと思います。

また、暗記の精度も高くなっていたので、暗記を吐き出すだけで精一杯だった平成29年のときとは異なり、問題文をしっかり読みながら、解答を考えることができました。

3. 予備校の模試の結果

令和1年は大原・TAC・LECの3校の模試を受験しました。ただし、LECは全国模試以外は順位などが公表されないので、全国模試だけ記載しています。

(1) 大原

模擬試験 受験日 点数(上位〇%) 解きなおし回数
理論 計算 合計
実力判定 1 5/4 28点
(59%)
44点
(44%)
72点
(56%)
1回
2 5/12 5点
(89%)
44点
(10%)
49点
(66%)
2回
3 5/20 36点
(36%)
38点
(35%)
74点
(36%)
1回
直前対策 1 6/1 34点
(40%)
31点
(62%)
65点
(66%)
1回
2 6/9 16点
(73%)
36点
(32%)
52点(58%) 2回
全国模試 7/8 16点
(60%)
29点
(40%)
45点
(53%)
2回
直前予想 1 7/21 34点
(19%)
21点
(76%)
55点
(50%)
1回

(2) TAC

模擬試験 受験日 点数(上位〇%) 解きなおし回数
理論 計算 合計
基礎完成 1 5/5 40点
(54%)
41点
(42%)
81点
(47%)
1回
2 5/22 26点
(64%)
40点
(36%)
66点
(52%)
2回
3 6/2 35点
(10%)
40点
(30%)
75点
(12%)
1回
4 6/22 33点
(67%)
41点
(34%)
74点
(54%)
1回
全国模試 6/8 18点
(82%)
29点
(21%)
47点
(63%)
2回
オープン模試 7/17 37点
(52%)
45点
(8%)
82点
(37%)
1回

(3) LEC

模擬試験 受験日 点数(上位〇%) 解きなおし回数
理論 計算 合計
全国模試 6/8 32点 36点 66点
(25%)
1回

4. 本試験の結果

結果は、合格(官報合格)でした。

予備校のリサーチ結果は下記の通りでした。(点数の表記は、理論・計算・合計の順です。)

  • ① 大原
    ボーダー(29+34=63)
    合格確実(34+38=72)
    自己採点(25~30+42=67~72)
  • TAC
    ボーダー(26+28=54)
    合格確実(32+35=67)
    自己採点(30~35+39~40=69~75)
    ※ちなみにwebによるリサーチは70点
  • ネットスクール
    ボーダー(31+33=64)
    合格確実(36+38=74)
    自己採点(33+36=69)

5. 消費税法を振り返って

私にとっては、消費税法はラス1の科目でした。

ただ、消費税法は既習科目であり、そもそもの学習分量が少ない科目だったので、中小企業診断士試験の試験勉強と並行してやりました。

3月位までは、余裕だなと思ってやっていましたが、4月に入ると、転職したこともあり、徐々に余裕がなくなっていき、模試を受けても、当初目指していた上位10%どころか、上位30%も入ることは叶いませんでした。

ただ、予備校の試験はスケジュールよりも少し早めに受け、復習に時間をあてようというスタンスで突っ走りました。

また、大原・TAC・LECの3校同時受けをしていたこともあり、6月までは全然完成している感じがしませんでしたが、7月に入り復習を徹底的にやり、理論暗記を進めていくなかで徐々にイケるような気がしてきました。

直前にTACの直前オープン模試を受けると、上位10%以内に入ることができました。

理論も、ドクターを中心に、理解を端的に示すことを念頭に、勉強を続けることで、安定していきました。

12月の結果を朝一で見たときの感動は今でも忘れません。努力は報われると、証明することができました。

どうか1度目指した目標、成し遂げてください。この記事を最後まで読んでくださった方の合格を心よりお祈りします。

合格率UP 計算の解き方 勉強方法 私の税理士試験 独学と予備校