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ここでは応用情報処理技術者の概要のほか、難易度、合格率、勉強方法などを解説をします。
目次
試験の概要
●概要
応用情報処理技術者試験は、独立行政法人 情報処理推進機構が主催する試験です。
試験では主に高度なIT人材となるために必要な基本的知識と技能をもつ、実践的な活用能力を身に付けた者か否かを問う試験となっています。
以前は「第二種情報処理技術者試験」という試験名で行われていました。
●知名度
IT企業ではプログラマーの登竜門的な資格となっていて知名度、取得者ともに高い試験です。
また、近年は一般企業でも取得している人が増えてきています。
●優位性
- 報奨金:一般企業では1~5万円の報奨金が給付されるところが多いようです。逆に資格手当として毎月給付されることはありません。
- 新卒採用:IT関企業も含め、ほとんどの企業で評価されます。
- 転職市場:IT関連企業以外では評価されます。
- アルバイト:ITスキルが高い人と評価されます。
●受験資格
無し
●受験地
全国各地
●受験料
5,700円(税込)
●試験時間・出題形式・出題数・解答数
午前 | 午後 | |
---|---|---|
試験時間 | 9:30~12:00 150分 |
13:00~15:30 150分 |
出題形式 | 四肢択一 | 多肢選択式 |
出題数 | 80問 | 13問 |
解答数 | 80問 | 7問 |
●合格基準
午前問及び午後問ともに60%以上の得点率で合格となる。
●管轄
試験の難易度と合格率
●試験の難易度
超難 | 激難 | 難 | やや難 | 普通 | 易 |
応用情報処理技術者の試験の難易度は、情報処理試験の中では一番簡単な試験となっていますが、資格くらぶの分類としては普通にカテゴライズしています。ただし、IT業界の方にとっては「易」のレベルに該当するでしょう。
合格率 | → | 約50%とやや高い | |
試験範囲 | → | ITに関わりの薄い人にとっては難しい | |
勉強時間 | → | 60時間~80時間と短め | |
試験実施回数 | → | 随時試験がある | |
試験形式 | → | マークシート(択一式)である |
●合格率の推移
応用情報処理技術者の直近8年の平均合格率は47.6%で、その推移は下記のグラフの通りです。
近年の情報処理の発展の影響を受け、受験者の数が毎年増加しています。
※合格率は毎年の平均値です。
勉強時間と勉強方法
● 勉強時間
応用情報処理技術者の合格に必要な勉強時間は、世代や職業、所属学部など、これまでのITとの関わり方によって大きく違いが出てきます。
日常生活でIT(特にプログラムなど)と関わりの無い人の場合ですと、だいたい60時間~80時間の勉強時間が必要になると思います。これは、2ヶ月の間、1日当たり1~2時間の勉強した場合の勉強時間に相当します。
なお、日常的にプログラムをしている人の場合は、勉強をしなくても取れると思いますが、そのような人の場合は応用情報処理技術者を取る必要性は低いと思いますので、応用情報処理技術者または応用情報処理技術者若しくはそれ以上の高難易度資格の取得をお勧めします。
● 勉強スタイル
応用情報処理技術者の勉強スタイルとしては「独学」と「予備校」があります。それぞれに一長一短ありますが、次の視点を持って選ぶと良いと思います。
独学が向いている人
- 自分で勉強をする習慣のある人
- ITに関わりのある部署で働いている人
- インターネットやPCが好きな人
- 学校で情報処理(IT)について学んだことのある人
- VBAを使ったことがある人
- アクセスを使ったことがある人
予備校が向いている人
- 金銭的に余裕のある人
- 自分で勉強をする習慣のない人
- ITに苦手意識のある人
- ITと全く関わりのない部署で働いている人
個人的な意見としては、ITに苦手意識がなければ独学をお勧めします。理由は、
① 独学でも十分合格可能な資格である
② 応用情報処理技術者試験対策のサイトが充実している
③ 自分で調べながら勉強をすることで、ITに対する知識を深堀することができる
など、良い点がたくさんあるからです。
● 勉強方法
応用情報処理技術者の勉強方法は、基本的に「知識を得る(参考書を読む)」→「過去問を解く」が基本になります。
IT関連の資格だけあって、応用情報処理技術者関連の情報サイトがたくさんありますので、全くお金をかけなくても合格ができるでしょう。
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