侍業・資格の年収マップ

2020年8月2日

最高年収・上位年収・平均年収・下位年収と分けて業界の年収を紹介しています。

1. 最高年収:到達確率 1%未満

士業の最高年収は次の通りです。到達確率は1%未満です。

年収簡単
合格まで年未満
普通
合格まで年以上
やや難
合格まで年以上
難関
合格まで年以上
最難関
合格まで年以上
10億超弁護士
1億超宅建士会計士
建築士
税理士
3千万超FP技能士診断士
US-CPA
弁理士司法書士
2千万超社労士
行政書士
鑑定士
1千万超土地家屋
調査士
1千万未満マンション管理士
簿記
資格ごとの最高年収MAP

(1) 報酬の種類

士業の報酬は大きく「成功報酬型」と「手数料型」に分かれます。一般的に前者の方が報酬は高くなります。

  1. 成功報酬型
    弁護士の着手金や謝金、税理士の更正の請求、税理士や診断士等の融資支援、社労士の退職支援などがあります。
  2. 手数料型
    宅建士の仲介手数料、社労士の法定業務、会計士の監査業務、司法書士の登記業務、鑑定士の鑑定評価業務などがあります。

(2) 「人」が報酬に大きく影響する資格

資格によっては、資格名もさることながら「その人」によって結果が大きく異なることもあり、そのような場合には報酬も大きく変化し、高額報酬となります。

  1. 弁護士
    勝訴判決を得るか得ないかで報酬が大きく異なります。
  2. 建築士
    有名建築家の設計料は建築費の30%以上になることがあります。
  3. FP技能士
    タレントなどの著名人に多く、セミナー報酬が1回に100万円を超えることもあります。
  4. 宅建士
    富裕層や企業などとの繋がり(人脈)がある場合は仲介手数料が非常に大きくなります。

2. 上位年収:到達確率 15%

上位年収は、その資格業の中で年収上位の人が到達する年収帯です。基本的にはこの年収を目標とする人が多いでしょう。

年収簡単
合格まで年未満
普通
合格まで年以上
やや難
合格まで年以上
難関
合格まで年以上
最難関
合格まで年以上
2千万超弁護士
1千万超宅建士会計士
弁理士
税理士
800万超US-CPA
診断士
鑑定士
600万超社労士
行政書士
建築士司法書士
400万超土地家屋調査士
マンション管理士
200万超FP技能士
200万未満簿記
資格ごとの上位年収MAP

難易度の割に年収の高い資格は次のものがあります。

  1. 宅建士
    景気の良いときは売上高が特別ボーナスになることが多いため、報酬が非常に高くなります。
  2. 公認会計士
    ほとんどの場合、就職先が監査法人になりますが、監査法人の平均給与は士業の中ではトップクラスです。BIG4になると毎年50万円ずつ年収が上昇するようです。
  3. 弁理士
    会計士と同じく、比較的業界全体の年収水準が高く設定されています。

逆に難易度の割に年収の低い資格は次のものがあります。

  1. 司法書士
    難易度の割に非常に年収が低いで有名な資格です。独占業務が弱いのが原因でしょう。
  2. 簿記
    簿記は1級まで合格をしても、会計事務所や税理士事務所の職員としか採用されず、かつ、これらの事務所の給与は薄給で有名だからです。

3. 平均年収:到達確率 60%

平均年収は、その資格業の中で多くの人が到達する年収帯です。

年収簡単
合格まで年未満
普通
合格まで年以上
やや難
合格まで年以上
難関
合格まで年以上
最難関
合格まで年以上
800万超弁護士
600万超会計士
弁理士
税理士
400万超鑑定士
建築士
司法書士
200万超宅建士
土地家屋調査士
診断士
US-CPA
社労士
行政書士
200万未満FP技能士
マンション管理士
簿記
資格ごとの平均年収MAP

資格を目指す場合は、こちらの年収帯が一番参考になると思います。

4. 下位年収:到達確率 25%

下位年収は、開業している場合は上手くいっていない人、勤務している場合は使用人として駆け出しの人の年収帯です。

年収簡単
合格まで年未満
普通
合格まで年以上
やや難
合格まで年以上
難関
合格まで年以上
最難関
合格まで年以上
600万超弁護士
400万超会計士
弁理士
鑑定士
税理士
200万超建築士司法書士
200万未満宅建士
土地家屋調査士
FP技能士
マンション管理士
簿記
社労士
US-CPA
診断士
行政書士
資格ごとの下位年収MAP

働きは始め、開業したてはこのくらいの年収帯がボリュームゾーンになります。