最高年収・上位年収・平均年収・下位年収と分けて業界の年収を紹介しています。
目次
1. 最高年収:到達確率 1%未満
士業の最高年収は次の通りです。到達確率は1%未満です。
年収 | 簡単 合格まで1年未満 | 普通 合格まで1年以上 | やや難 合格まで3年以上 | 難関 合格まで5年以上 | 最難関 合格まで7年以上 |
---|---|---|---|---|---|
10億超 | 弁護士 | ||||
1億超 | 宅建士 | 会計士 建築士 | 税理士 | ||
3千万超 | FP技能士 | 診断士 US-CPA | 弁理士 | 司法書士 | |
2千万超 | 社労士 行政書士 | 鑑定士 | |||
1千万超 | 土地家屋 調査士 | ||||
1千万未満 | マンション管理士 簿記 |
(1) 報酬の種類
士業の報酬は大きく「成功報酬型」と「手数料型」に分かれます。一般的に前者の方が報酬は高くなります。
- 成功報酬型
弁護士の着手金や謝金、税理士の更正の請求、税理士や診断士等の融資支援、社労士の退職支援などがあります。 - 手数料型
宅建士の仲介手数料、社労士の法定業務、会計士の監査業務、司法書士の登記業務、鑑定士の鑑定評価業務などがあります。
(2) 「人」が報酬に大きく影響する資格
資格によっては、資格名もさることながら「その人」によって結果が大きく異なることもあり、そのような場合には報酬も大きく変化し、高額報酬となります。
- 弁護士
勝訴判決を得るか得ないかで報酬が大きく異なります。 - 建築士
有名建築家の設計料は建築費の30%以上になることがあります。 - FP技能士
タレントなどの著名人に多く、セミナー報酬が1回に100万円を超えることもあります。 - 宅建士
富裕層や企業などとの繋がり(人脈)がある場合は仲介手数料が非常に大きくなります。
2. 上位年収:到達確率 15%
上位年収は、その資格業の中で年収上位の人が到達する年収帯です。基本的にはこの年収を目標とする人が多いでしょう。
年収 | 簡単 合格まで1年未満 | 普通 合格まで1年以上 | やや難 合格まで3年以上 | 難関 合格まで5年以上 | 最難関 合格まで7年以上 |
---|---|---|---|---|---|
2千万超 | 弁護士 | ||||
1千万超 | 宅建士 | 会計士 弁理士 | 税理士 | ||
800万超 | US-CPA 診断士 | 鑑定士 | |||
600万超 | 社労士 行政書士 | 建築士 | 司法書士 | ||
400万超 | 土地家屋調査士 マンション管理士 | ||||
200万超 | FP技能士 | ||||
200万未満 | 簿記 |
難易度の割に年収の高い資格は次のものがあります。
- 宅建士
景気の良いときは売上高が特別ボーナスになることが多いため、報酬が非常に高くなります。 - 公認会計士
ほとんどの場合、就職先が監査法人になりますが、監査法人の平均給与は士業の中ではトップクラスです。BIG4になると毎年50万円ずつ年収が上昇するようです。 - 弁理士
会計士と同じく、比較的業界全体の年収水準が高く設定されています。
逆に難易度の割に年収の低い資格は次のものがあります。
- 司法書士
難易度の割に非常に年収が低いで有名な資格です。独占業務が弱いのが原因でしょう。 - 簿記
簿記は1級まで合格をしても、会計事務所や税理士事務所の職員としか採用されず、かつ、これらの事務所の給与は薄給で有名だからです。